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20110811 Thu
端島(軍艦島)に上陸。 

端島(軍艦島)に上陸。 

 今回の長崎訪問のメインのひとつ、端島(軍艦島)クルーズ。
 今日の記事は写真が多くて長いので、覚悟して?ご覧ください。

 一人当たり4,300円(上陸料込み)と少々高価で、天候等の条件が揃わないと上陸できない(年間100日程度)ので、少し躊躇するのですが…
 以前から何となく興味があったので、思い切ってクルーズに申し込んでみました。


11081101.jpg

 長崎港から、高島海上交通のブラックダイヤモンド号に乗船して端島へ向かいます。
 高速船なので少々揺れますが、途中の航路でも色々説明があるので飽きることなく過ごせます。


 船に揺られること約30分。進行方向に向かって右手に見えてきたのが軍艦島です。

11081102.jpg

 周りの島々と比べて、明らかに分かる違和感。これが軍艦島…。
 南北に約480m、東西約160m。周囲僅か1200m程の小さな島。そこに立ち並ぶ鉄筋コンクリート製の建物群のシルエットが当時の戦艦「土佐」に似ていたのが「軍艦島」と呼ばれる所以だそうですが。確かにその雰囲気は軍艦そのものです。



11081103.jpg

 船が更に島に近づくと、島の様子がだんだん細かく見えてきました。
 この日はほぼ快晴で、波も比較的穏やかですが外洋特有の「うねり」があります。接岸できるかは船長の判断次第という事でしたが、今回は接岸できることになりました。


11081104.jpg

 軍艦島へ上陸。
 三菱が島ごと買い取り、37年前までここで石炭を掘り、最盛時には5,259人(人口密度は83,600人//km2と、東京の約9倍。もちろん世界最大)もの人々が暮らした島。24時間フル稼働だったので夜も明かりが消えず、まさに不夜城だったと言います。

 それが今では人口ゼロ。耳をすましても何も聞こえません。静寂だけです。


11081105.jpg

 30年以上も風雨に晒されているため、至る所で建物が崩壊してしまっています。こういう廃墟が広がる風景が、先ほどの静寂と重なって、本当に時間が止まっているかのようです。
 ちなみに、赤レンガの建物跡は総合事務所。ここで炭坑に関する全ての指令を出していたのだそうです。
 その右にあるのは共同浴場。炭坑マンが仕事から終わった後に、ここで服ごと全てを洗っていました。
 さらに右にある階段が第二竪坑に続く桟橋への昇降口です。
 後ろの高台に見える四角の建物は貯水槽。白い灯台は端島が無人島になった翌年に建てられたものです。


11081106.jpg

 貯水槽の隣、見晴らしのいい場所に建つ鉄筋コンクリート(RC造)4階建ての3号棟。職員の中でも課長クラス以上の幹部が住んだ、エリートアパート。ここはなんと風呂付きだそうです。


11081107.jpg

 こちらは30号棟。1916年(大正5年)、日本最古のRC造7階建てアパートです。この30号棟は上から見るとロの形をしており、中は吹き抜けの廊下と階段があったそうです。


11081108.jpg

 写真の中央部にあるのが65号棟。RC造9階建てですが、屋上にはなんと幼稚園がありました。そしてその屋上には立派なすべり台があったそうです(逆U字の細い枠のような物が、すべり台の入り口部です)。
 写真右は70号棟。RC造7階建ての端島小中学校です。


11081109.jpg

 70号棟と、石炭を貯炭場まで運ぶベルトコンベアの支柱群。


11081110.jpg

 端島神社の神殿部。この下には拝殿もありましたが、風雨で倒壊してしまいました。


11081111.jpg

 これは見学用に整備された舗装通路です。

 しかし先日の台風9号の影響を受け、このような状態になっていました。台風9号は長崎の遙か遠くを通過しましたが、高波の影響をまともに受けたそうです。実はこの前日の8月9日に台風通過後はじめてスタッフが上陸できたそうですが、その時にこのような状況になっているのを確認したのだそうです。
 このアルミ柵は風速60m/sまで耐えられる設計だそうですが、高波の威力の前には敵わなかったようです。この奥にはもう一つ「第3見学広場」があるのですが、当然立入禁止。恐らく向こう半年は無理だろうとのことでした。
 この端島が無人島となって40年弱でここまで風化してしまう理由が分かった気がします。人が住むには余りにも過酷な環境なんですね。この島はあくまでも「石炭を掘る場所」。かつてここに人が住んでいた理由は、ただそれだけ。人が住むうえでの安全・環境は二の次・三の次だったと言います。

 この無惨にも壊れた柵が、端島を一番物語っていたような気がしました。


11081112.jpg

 …こんな高い防波堤を越えて波が入り込んでくるんですからね…。
 ちなみに海から突き出てるのは石炭を船に積み込む桟橋橋台です。


11081113.jpg

 1時間ほどの滞在ののち、端島を後にしました。
 富国強兵から戦争を経て高度経済成長に至るまでの、日本の近代化と共に成長し、そして捨てられた島。
 この端島に来て静寂に包まれた廃墟を見たとき、感じる物は人それぞれでしょうが…
 それは是非自分の足で端島に訪れてみて感じてください。

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